駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

声が変

話をするのは難しい。以前は論理構造だけがとても大事だと思っていたけど、メラビアンによると違うらしい。 どちらとも取れないような話をしたときには、言語情報よりも聴覚情報や視覚情報が重視される(メラビアンの法則)。詳細はWikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87)に任せる。

聴覚情報なんて気にしたことはなかったのだけど、日常生活で自分の声を意識的に聞いてみることにした。注意して自分の声を聞くと、声量自体は大きいがぼそぼそとしゃべっていることがわかった。

いつか読んだ声の本には、声は響かすと良いと書いてあったことを思い出した。ぼそぼそ喋るのを治そうと練習しているが、声を鼻腔や喉と共鳴させるのは難しい。何か決定版となる本はないだろうか。

自分の声を傾聴して落ち込んでしまったのは、助詞が伸びてしまっていることだった。「***があってぇー」「それでー」という話し方になっていた。これに気づいてかなり気落ちした。私はキチッとした人物ではないというレッテルを貼られた気がして。もともときちっとした人物ではないのだけど。きちっとした人物でありたいと常々思っているけれども。

ほかにもムスッとした表情でいる時間が長いことがわかったり、腹から声が出ていないことがわかったり、噛みやすい言葉があることをわかったり、いろんな発見をした。

声を出すというのは、人間らしく最も原初的なコミュニケーションである割に、今まで意識したことがなかった。重要だけれども、あたりまえすぎて見過ごしている対象は、ほかにもあるのかもしれない。