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送られる側

そういえば、今まで送られる側になったことはなかった。中学でも高専でも部活に所属していたが、先輩はいなかった。

初めて送られる側になった感想は、何を話したらいいかわからないというものだった。私は性質上、真面目な話しかできないし、息を吸うように相手に合わせてしまう。本音を隠して。

送別会っぽい送別会ではなかったせいもあって、しんみりとした雰囲気は一切なかった。個人的にはしんみりとした雰囲気だったらよかったものの、そうはならなかった。普段通りの会話をしてただ遊んで帰ってしまった。

一言で言えば、名残惜しい。

私自身がこのコミュニティーを離れたくないと思っている。

いろんなことを聞きたかった。私は先輩としてうまくやれていたかとか、あなたにとってわたしはどんな存在であったかとか、わたしはあなたに影響を与えたかとか、わたしに足りなかったのはなんだったかとか、今後このコミュニティがどうなっていくと思うかとか、目一杯聞きたかった。それは話はもう積もりに積もっていた。でも、私は口には出さなかった。

ここに垂れ流しているのは本音。

読み返して思うのは、依存が強すぎるということ。私は私の基準が貧相で他者の評価を頼りにして確認しながら生きている。なんとも正視しがたい。

まぁ、でも結局自らのエゴを貫いて、質問することは叶わなかった。人がどう思うかとか、迷惑だろうかというくだらない思慮によって阻まれてしまった。