駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

スモールスタート

小さなことから始めて、徐々に大きくしていく。それがスモールスタートだ。慶応義塾大学のラーニング・パターンでは、「小さく生んで、大きく育てる」というタイトルで紹介されている(ラーニング・パターン (Learning Patterns))。

この前、立ち読みした『早起きの技術』でも似たようなことが書いてあった。早起きができずに、今日こそは早起きをしようと決意する人の多くは、早起きして何かをこなそうとするらしい。早起き自体ができていないのに、それに加えて普段しないようなこと(例:ランニング、勉強など)をやろうとするのは無謀だという主張だった。早起きが習慣になってから、普段しないようなことをやればいい。

多くの人は決意すると、すぐに大きなことをやろうとする。筋肉トレーニングをやろうと決意したとして、いきなり腕立て伏せ100回は難しすぎる。なんとかできたとしても継続できなくてすぐやめてしまう。

大きなことではなく、小さなことからコツコツとやればいい。慣れてきたら少しずつ大きくしていこう。そういう教えが、スモールスタートに含まれている。腕立て伏せだって、最初は10回だけでもいい。そもそも筋肉トレーニングをする時間を作ることも大変なのだから。

1ヶ月前からスモールスタートを頭の片隅において、いろいろなことを始めた。小さなことを積み上げるのは案外楽しい。ただ、積み上がっている様子が見えるようにしておかないと、すぐに飽きてしまう。

スモールスタートの考えは、今後の人生において重要な部分を占めそうだ。