駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

良いことは悪いこと、悪いことは良いこと。ぐーるぐるな思い。

今日もやってしまった。後輩の仕事に口を出して、そして投げやりに去っていく。自らの制約とのせめぎ合い。きっと、その行為に対して私は責任を取れないのに。

何が悪いって、それが自分の仕事を半分くらいほっぽり投げているから。

また別件で、「その書類出しておいてあげようか?」なんて口に出しそうになって気がついた。口に出したら「道中に提出先があるから」と、にへらと笑って相手の書類を受け取って、あっさり私は提出したんだろう。だけど、もし何らかの理由で、私が出し損なったら? もしその書類がとてつもなく大事なものだったら? 親切のつもりが逆に相手に損害を与え兼ねない。書類を頼んだ彼・彼女は、私がミスしたことを純粋に責められないだろう、親切という壁のせいで。

親切のマイナス面なんて目を向けたことがなかった。昔から「親切な人であれ」と言われてきたから盲目的に信じていたけど。成人してこのくらいの歳になるとさまざまな二面性が見えてくる。「正義に対立するのは悪ではなく、別の正義」だという言葉にも、正義を盲目的に信じてはいけないという意味合いがあるんじゃないか。

後輩の仕事に手を出してしまうのは、仕事がうまくいけばいいと思っての本心からの行動だろうか? ただ後輩から頼られたいだけじゃないか。 後輩の仕事がうまくいくことでコミュニティの雰囲気を良くするためか(悪くしないためか)。

助けを求める手に、手を差し伸ばしてしまうことは、単純に良いことではない。浅慮な助けが、本人の成長の機会を奪う、失敗の機会を奪うということは、いくつかの本で指摘されている。

そういうことを考えていると、考えばかりが頭の中で、ぐるぐるして、身動きが取れなくなる。

ぐーるぐーる。