現実はとても大きく、時間はない
タイピングが早くなった!と喜んだり、新しいショートカットキーを覚えて楽しんでいる私は、ただ現実から逃避しているだけかもしれない。
まだ私のコンピュータスキルは、現実に影響を与えるほど上達していない。"Hello, World"と黒い画面に表示されたからなんだというのだ。
最近、現実の出来事を前に、自分の無力感を強く感じたのだ。故郷の衰退をなんとかしたいと思っても、コンピュータだけでは到底成し遂げられない。
私ができなくても何も変わらない。たとえ約束していても、それは平然と破られる。絶対なんとかしてみせるから待ってて!と鼻息を荒くしたところで、頓挫すれば何事も無かったように、時間は進んでいく。
私には、時間がない。今は勉強している時間などと腰を据えて取り組んでいる時間はない。ゴールを見定めて、そこにたどり着くための道のりを懸命に歩き続けるしかない。
フンっ。何が「数年は勉強期間です」だ。昔の自分にヘドが出る。寄り道している暇はない。私には時間が無い。明日**かもしれないのだから。