駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

住む次元が違う

わたしはテレビを見ない。芸能人も知らない。

だから、世の中から遠ざかる。

たまに実家に帰ると、年がら年中、テレビがついている。

そうすると全く会話ができない。ずっとテレビに釘付けになる。目を離せない。

何か質問されても生返事。この原因はわからない。

今夢中になっていることがあると、ずっと頭のなかでそれが重要な位置を占めていて目の前の仕事について考えられなくなることもある。

大変失礼なことだが、目の前で会話している相手が面白くない話題をしていると適当に返事をしてしまう。ずっと頭にあることを考え続けている。

そういうとき、「目の前の人とは何か次元が合わないな」と猛烈に感じる。最大限に歩み寄っているつもりだが、それでも何かタイミングが合わなかったりすることは多い。

悪い癖だし、しかもその様子がもし私の表情や振る舞いに表れていて悟られているとしたら、それは非常に怖い。

だけれども、わたしがあなたとは合わないと思ったことに対して、偽ったり隠したりする必要はないのかもしれない。

本当は面白く無いと思っていることを、おもしろいと言う必要はない。むしろ適当なことを言ったら不誠実か。

住む次元が違うと思ったら、素直に「ここがわからない」と言うしかないのだ。「わかるわかる」と言っていたら、言い訳に言い訳を重ねてスパゲッティだ。