駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

終わった

今日の17:45ころ、「一応、全員、合格」という言葉で、この4年間に幕が引かれた。まだ最終提出が控えているが。

4年間の集大成という13:15からの14分間は、とても全力を尽くしたとは言えなかった。消化試合とも言えるくらいの心意気でしかなかった。いつも全力を尽くしていた自分との脱却とも言える。この数ヶ月で、自分へのプレッシャーが自分の中から生まれることに気づいた。最近友人に聞いた限りでは「自分で自分のハードルを勝手に上げている」というのが私への評価だった。自分でそれに気づいたのは、1ヶ月前(33日前)のことだった。

「なんでこんなにも苦しいのか」とこの世界に文句を言っていた自分が、「苦しめているのは自分であることに気づいた」。その瞬間、何かすべてが阿呆くさく感じられてしまった。それ以降、「勝手に自分が思っているだけ」という諦観が強くなった。私は私であって、誰でもない。私は本当に好き勝手やっていいのだ。

「あの人はどう思うだろう?」という不安は、本来抱えなくてもいいものだ。「これでいいのかな?」という不安も必要ない。何か明確な規範があるのならば、疑問に感じた瞬間に聞けば良いだけだ。無駄に一人で抱える必要はない。

3年前の発表と今日の発表を比べると、大きく違っていただろう。一言で違いを表せば、情熱的な発表と淡々とした発表。伝えたいという気持ちが、おそらく今日の発表ではなくなっていた。しかし、あまり緊張することなく発表することができた。

それはなぜか。前者の発表では背伸びをしていた、後者の発表では背伸びをしていなかった。私はいつも緊張しすぎるとあくびが頻発する。度胸が付いたということも考えられるが、今日の発表にはそれがほとんどなかった。背伸びする、しないはそれぞれ良し悪しがあるが、その両方を身をもって体験できたことはとても貴重だと感じている。

いろんな障害に阻まれて、常に志が高かったとは言えない4年間が終わった。そして私自身が変化してしまったことを発表を終えた瞬間に気づいてしまった。