駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

優雅に過ごすこと

『フランス人は10着しか服を持たない』という本を読み上げた。具体的なことはあまり書かれていなかったし、女性向けに最適化されていたから、男である自分が参考にならない箇所もいくつかあったが、人生を満喫する上で重要なことが書かれていた。

私ならこの本の主張を、『あらゆることを「楽しむ」こと、楽しみを「見つける」ことで心の充足が得られる』とまとめる。

他人を気にしないこと、自分の楽しみを持つこと、そういうことが書かれていた。忙しさに気をもまれて、ストレスを感じる必要はないのだとこの本は教えてくれる。それが日本社会でどの程度可能なのかは議論する必要があるが、ゆったりと身構えようよ、心から楽しもうよという著者のメッセージが伝わってきた。

序盤は退屈だったが、終盤に進むにつれてタメになるエピソードがたくさん書かれていたのが印象的な本だった。