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相手の話から興味を失ったとき

特定の人と話しているときに、興味が削がれて生返事になってしまった。相手の話に集中できないのは失礼にあたるので、直したい癖だ。自分の好きなキーワードが遠くから聞こえた途端、興味がそちらへ向いて、相手の話が理解できなくなる。

相手の表情や、声のトーンから、そのときどきの返事をするけれども、半分以上は聞いていないので深い話はできない。おそらくその様子をビデオ分析をしたら、明らかに興味を失っているサインが出ていると思う。話の興味を表示する指標で有名なのは、足の向きだ。足の次は腰、胸、頭、視線という順序で表示が弱くなっていく。足の向きが相手と別方向に向いているときには、興味がない可能性が高い。

そういう知識こそあれど、会話の実務にはなかなか生かせない。せいぜい行動したあとすぐ自覚できる程度だ。

昨日自分が会話する様子を撮影してみた。録画された動画を見てみるとセルフタッチがかなり多かった。これがなぜ起こっているか分析しきれていないが、忙しなく動いていたので不安や緊張から逃れるための自衛ではないかと予測している。

話の興味への話題に戻る。話に興味がなくなってしまったときには、いっそのことそのことを告げることも一つの手段だろう。まるごと話を変えてしまう。「あ、別件なんだけど」「話、変わっちゃうんだけど」と断りを入れて、相手との話の継続を中心に捉え直す。相手の話を興味ない状態で続けるよりも、雑談での場では断りを入れたほうが適切だ。相手は不満に思うが生返事ばかりでは、相手を一方的に喋らせてしまうので、雑談としてはいまいちだ。「それで?」「うんうん」と相槌を打って話させてしまっては、相手を尊重しているようにみえるが、相手も疲れる。

適度に自分も喋るのが効果的だろう。話の内容も重要だが、それ以上に話を継続する(弾ませる)ことが雑談においては重要だ。

ということで、話に興味を失ってしまったときには、相手に別の話題を振るなどして、相手と話をはずませることを意識しようと思う。