自分への挑戦
淡々と作業をこなせばいいのに、頭のメモリに常駐しながら何も作業をしないで、別のことをずっとしているときがある。
そういうときは、メモに書き出すだけで頭の中がすっきりするが、書きだしただけですでにやり終えた気になってまたサボり続けてしまう。怠慢、惰性という言葉がぴったりと嵌まるけれど、どうしてもやる気が起きない。というよりも、何をやればいいのか分からなくて、どうしたらいいのか分からなくて途方に暮れているという表現のほうが適切だろう。やることがわかっていても、単なる作業であったとしても、手が動かないことも多い。銀行へ振り込みに行く用事があっても、それだけでは動けない。本屋へ行く用事があればその途中で済ますことはできる。「めんどうだ」と思った瞬間に、脳内に数多の言い訳が浮かび、動けない自分を正当化する。なんとなさけないことか。
私は、期限通り行動できないことで自分の中で有名で、いつも何かしらの作業は遅れてしまう。詰めが甘いともいう。私はそれを克服したいと常々思っている。
本日、私は他人から仕事を仰せつかった。その仕事を受けたために、一連の作業のクリティカルパス(プロジェクト上で、完了しないと次の作業にうつれない作業のこと)が私になる。今回のこの仕事はなんとか納期までに完遂させて、いままでの自分とおさらばしたい。
腰の重い自分とはおさらばして、仕事が早い人間への第一歩を踏み出すのだ。
納期が守れないことや詰めが甘いことは、深刻な悩みとして私の意識に根付いてしまっている。ライフハッカーや自己啓発書を読んで、いろいろなノウハウを学んできたけれども、それがどうしてもできない。きっと「一歩踏み出す」ということがキーになるだろう。今こそ克服のときだ。
「病気なんです」と一言で片付けたいという甘え気持ちは微かに胸にしまってあるけれど、それでは心身ともに成長は望めない。
これから、とんでもない量の困難が待っている未来を勇猛果敢に突き進むためにも、今こそ、自らの足で歩みだしていく。