駄文をつらねるウェブログ

駄文・乱文・残滓

続きゆく惰性に果てり漂う

ずぶずぶと、ゆっくりと沈んでいきたい。理想の世界へ。

堕ちゆく先は、悲しみの無い世界。

誰も辿りつけない世界。

誰もが想像した世界。

そこに行き着こうと努力しなかった者が、いち早くそこにたどり着いたのは皮肉。

言葉の意味は、拭きとったようにまっさらになって、音だけが響く。

ただ音が、そこだけに響く。

音の意味を知る必要はない、明確な意味は失われてしまった。

「そうだ」と思えばそうだし、「そうじゃない」と思えばそうじゃない。

ただそこで生きればいい。

失われたものは失われたものとして、拾い集めようとする必要はない。

ただよいましょう。

帰られなくなるその日まで。